● 当院の特徴 内視鏡を使用する理由
耳鼻咽喉科の診療領域である耳・鼻・喉は直接目で見えない世界を診察する、少し不思議な診療科目です。
内視鏡がない時代は、直接目で見えない耳・鼻・喉の状態や病気を患者さんに口頭で伝えても、伝えたいことが全て伝えることができないもどかしさがありました。
しかし、医療機器の発達により患者さん自身の目で確認できるようになりました。それが内視鏡です。内視鏡を使い画像を撮影しファイリングすることができるようになり、現在の耳・鼻・喉の所見等を27インチのモニター上で見ることができます。そして、以前の画像と時間経過による変化を比較でき、どれくらい良くなったのか、悪くなったのかが診察中にわかるようになりました。
逆に医師の立場からすると、画像が残せるということは曖昧な診断ができず、以前より責任ある診断を下さなければなりません。
● 内視鏡の種類
鼓膜鏡
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正常な鼓膜
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中耳炎
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滲出性中耳炎
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外耳炎
太さは3ミリくらいの内視鏡で、主に外耳炎の状態を患者さんと確認したり、鼓膜やその奥の中耳の状態、滲出性中耳炎の治療の経過を確認した上で治療を進めていきます。
特にお子様の中耳炎、滲出性中耳炎については通院のたびに一緒に画像を確認しながら治療を行います。
当院では、保護者の方と一緒に画像の推移を確認する中で、医師から説明をせずとも画像を見ただけで「あ、良くなってる!」といった形で現況をご理解されているお母さん方がたくさんいらっしゃいます。
治療に対する理解を共に深めていく中で、疾患の改善を進めてゆきたいと考えています。
鼻咽腔ファイバー( 鼻の内視鏡 )
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正常鼻内
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鼻茸
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アレルギー性鼻炎
鼻の奥を詳しく診るための内視鏡です。先端が細く自由に曲がるので、隠れたところにある病気も見つけてしまいます。 例えば、鼻出血部位の確認や鼻茸の確認、上咽頭腫瘍等の確認や経過を診ることができます。
喉頭ファイバー( のどの内視鏡 )
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正常喉頭
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喉頭の炎症
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喉頭がん
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魚の骨
喉頭とは声帯や気道の入り口につながる部位をいいます。喉の奥をしっかり診るための内視鏡です。こちらも鼻咽腔ファイバーと同じように先端が細いので、鼻から入れてもほとんど痛みがありません。 例えば、魚の骨が刺さって取れない時など喉頭ファイバーで確認しながら取り除いていきます。また、声がかすれたり、違和感がある場合などはポリープや腫瘍がないか確認をするのに使用します。
「見せる」治療は内視鏡だけじゃない!検査結果も分かりやすく大画面でお見せします
岸和田あいばクリニックでは診察室にモニターを8つ設置しています。 聴力検査やティンパノメトリー(鼓膜の検査)、重心動揺計(めまいの検査)などの検査結果も随時ファイリングし、27インチの画面で過去の結果と比較することができます。 そして、患者さんへの説明はもちろん、どのくらい良くなったのかを患者さんと一緒に確認・共有し、ご納得頂いた上で治療を進めているのもあいばクリニックグループの特徴の一つです。